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ホワイトの部屋


[33] 欲望
詩人:ホワイト [投票][編集]

時に人は喜々として最潮の
最低の欲望に負ける
時に人に
時にモノに
それは欲情とも言える
ドキドキと脈拍が上がり紅潮し
愛おしい人と逢った時におきる あの震える身体のように
敏感で 鈍感になる


片時も忘れられない欲望が溢れだす瞬間
それは普段起き得ない現象であるから あの
踏み入れてはいけない誘惑に負けてしまう


知れ!自分の身体を!
自分自身を!自分の本心を!本性を!
醜かろうが美しかろうが 愚かさで打ち砕かれようが自分なのだ!

他人になれない自分だから…
他人よりマシだと 己のほうが勝っていると傲りに溺れようが
それが真実だろうがなかろうが
身体は奥深くで知っている

2021/10/28 (Thu)

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