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星空の上の部屋


[15] それが幸せ
詩人:星空の上 [投票][編集]

宇宙の中ポツンと
寝転がってるみたいに

狭い部屋も広く感じたけど
同時に僕も小さく感じた

目を閉じても
開けても同じ景色

けど開けて見えた景色は何だか汚れてた

朝毎日
ぶん殴られてる
うるさい時計君

君の心臓の音が聞こえる
カチ…カチって


君も僕と一緒で
ドキドキしてるの?

皆が毎日
取り合っている
明日行きの切符を取れるか取れないか

僕は何だか
自信ないや

僕は何だか
そんな切符いらないや

だって僕が
明日へ行ける変わりに今日へ置き去りにされる人がいるんだろ?


今こうやって
笑えてる間に

きっとどこかで
泣いてる人もいるんだろ

何だか悔しいなあ

それでも生きたいって思う僕がいる


ちっぽけな僕は
今日も

あいさつ変わりに
時計をぶん殴って

階段を踏んで
泣かせて

水で夢を消して
現実に自分を引きずり戻す

イマイチ
幸せって言葉
がよく分かんないけど

幸せって言葉を
歩いてたら

人生っていう
ゴールにたどり着いた

何だかよく分かんないけど

生きてるだけで





幸せってことなんだろうな

2007/08/28 (Tue)

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