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ならかの部屋


[122] 冬の終わり
詩人:ならか [投票][得票][編集]


冬の終わりは
誰も惜しむことはない

人々は
季節は



再び春をみつけたから


この凍える風


震える朝からも



大地を閉ざす氷からも


やっと解放された、と


命は早々と芽をはろうと意気込む




冬は静かに消えていく


雪は水に変わって注ぐ

乾いた風は次第に湿り気をおびる



息も色をかえることはなくなった




誰が惜しむものか!!

冬なんてつらいだけだ



けど


冬を乗り越えた生命は

この前の春より


ひとまわり強くなったょ


冬を越えれば


強くなった

2006/07/15 (Sat)

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