詩人:mina | [投票][編集] |
あのベンチ
あの日キミに
『ちょっと待ってて』と
座らせた
木のベンチ
キミを残したまま
アタシは
忘れ物を取りに帰った
急いだ
とにかく急いだ
待ってくれている
キミが居たから
キミの元へ
戻った時
キミが居た
夜の住宅街
優しいオレンジの外灯
ぬくもり溢れる木のベンチ
少し冷たい夜風
キミは笑顔だった
いつものように
右手を差し出し
アタシの左手と繋ぎ合わせ
2人は歩き出した
普段あのベンチは
誰も座らない
お年寄りも
子供も
座ってるとこ見た事がない
だから
だから余計に
キミを座らせた事
後悔してるんだ
あのベンチを見るたび
あの日を思い出し
居ないはずのキミを探す
寂しさに襲われ
切なさと後悔を噛締め
あのベンチの前で
今日も立ち止まってしまう
そして想うんだろうな
【キミはもう居ない】と
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違う痛み
同じ悲しみ
人はみんな違って
悩みも辛さも
人それぞれだけど
知り合った以上
友達になったからには
分り合いたい
お互い
何が正しく
何が間違いか
決めることはできないけど
話を聞いて
思った事を助言する
お互いに助け合える事が
できるじゃないか
友達になれて
よかった
これから助け合いましょう☆
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キミの
『好き』
って2文字から
2人ゎ結ばれた
いつの間にか
アタシの想いが
膨らみ過ぎたの
最後ゎさ
恥ずかしがりの
アタシが
やっと言えた
『大好き』
って3文字で
終わっちゃったね
手遅れでした
だから
だからこそ
これからの自分ゎ
空回りせず
素直に
生きる
キミに会ったら
笑顔の
アタシが居る☆
素直な
アタシが居る☆
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この道の先
目を凝らしても
コンタクトの度数を上げても
アタシはキミの姿を
見つけることが
困難なんだ
でもね
キミが道に迷い
後ろを振り返ったら
アタシが居るから
寄っておいでよ
もしキミの進む道の途中で
辛く悲しいこと
未来に不安を感じること
死んでしまいたいなんて
思うことがあったなら
アタシのところへ
走っておいでよ
見失わないで…自分を
アタシはいつでも
キミの見方だから☆
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キミの好きな
ブラックコ‐ヒ‐
目覚めの1杯
休憩の1杯
ご飯中の1杯
どんな時の1杯でも
幸せそうな顔
コ‐ヒ‐を一口もらう
ミルクと砂糖
入っていないのに
甘いブラックコ‐ヒ‐
初めて気付いたよ
幸せって甘いんだ☆
ほろ苦い思い出に
変わってしまった今も
あの甘さを
忘れることができないんだ
もう一度
キミのブラックコ‐ヒ‐を
一口分けてください☆
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昨日の夕飯
何食べたか
思い出せない
物忘れが
激しいようです
おかしいな
昨日のことすら
もう忘れているのに
キミと居た
一瞬一瞬は
鮮明に覚えていてさ
消えない
忘れられない
時々痛む
古傷のようで
まるで消えてしまわぬ
太陽のように
今日も
明日も
キミは心の中に
現れるんだね
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今日が
最期の再会
そんな予感がするんだ
いつまでも
一緒に居たかった
キミ達の世界を
駆け巡りたかった
いつも心は
繋がっていたかった
出会いがあれば
別れもある
今日という日が
別れの日なら
出会ってしまったことを
少し悔やむ
でもそんな中で
数え切れないほどの
人との出会い
そして彼等との
出会い
悔やんでも
悔やみ切れない
この想い
いつか
いつの日か
届いて欲しいと
願うこの気持ち
今日が最期に
なったとしても
彼等の心に
心の奥底にでもいいから
アタシ達の姿
アタシ達が居た時間
アタシ達が出会った季節
刻まれていて欲しい
もう少し
アナタの側に居たいの
ただ
側に居るだけでいい
今も一刻一刻と
アタシ達は
時の人へと変化している
最期という日を
恐れず
笑って乗り越えられたら
アタシ達は
この出会いで
きっと何かを
得たはずなんだ