詩人:mina | [投票][編集] |
アナタが全てじゃない
それなのになんで
アナタが死んだわけじゃない
それなのにどうして
これは悲しみの涙でしょうか
ウルウルと目に溜まり
ポロポロと頬をつたい
ポツポツと顔から落ち
ジワジワと服に染込む
次から次へと
止まることを知らない水
アナタが好きで
とても大好きで
アタナのアタシじゃないし
アタシのアナタじゃないけど
これ以上離れてしまうのは
もう耐えられない
毎秒アタシたちの距離が
毎秒アタシたちの温度差が
離れていき冷めていく
アタシの想いは行方不明
どこに行ってしまったの?
まだまだ溢れ出す
涙の止め方を
教えてください
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笑ってさ
おめでとうなんて
言えないよ
嘘でもさ
幸せになってね
なんて願えないよ
素直にさ
受け止められないほど
キミへの想いが強かった
ほんとはさ
信じたくなくて
逃げ出したくて
それでもさ
こんな日が来るって
わかっていて
辛くてもさ
下を向かないって
決めていたから
悲しくてもさ
キミを好きでいて
良かったから
そんなキミの幸せを
今のアタシじゃ
心から願うことは
できないけどね
いつかはさ
そう言える日が来るよう
努力しなきゃね
ごめんね
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通勤途中の空は
とても青くて眩しくて
地下鉄から地上へ出ると
爽やかで暖かい風が
私のそばを通りました
会社までの道のりに並ぶ
緑の木々はサラサラと
今日の風に揺れている
梅雨の憂鬱な天気が続く中
今日は真夏の快晴のようだ
失恋をした次の日はいつも
私を励ますかのように
空は高く澄み渡り
優しい風と
懐かしい匂いが
私の身を包み込むのです
辛いはずの一日の始まりが
こんなにも晴れた日になれば
精一杯頑張れるはずだから
心配しないで
私は平気だよ
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もしも魔法の薬があったら
アタシは何に使うかなぁ?
あぁ-、そうだ
アイツを思い出に
変えてしまう薬として
使ってしまえばいいじゃん☆
忘れることもなく
苦しむこともなく
ただ綺麗な思い出に
変えてしまえればいいのにな
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ゴロ
ゴロ
ゴロ
紙の上を走る
点線カッター
プチッ
プチッ
プチッ
不器用な指先で
丁寧に千切る
途切れ途切れの
切り込みは
まるで人の
幸せの線みたい
プツッ
プツッ
プツッ
途切れながらも
人々の幸せは
続くものだね
そう考えると
幸せを感じない時は
幸せな時と同じ位
訪れるんだね
そう信じたい
きっとまた
私にも訪れることを
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花びらを
1枚1枚
ゆっくりと
ちぎってゆき
願いを込め
ドキドキしながら
小声で唱える
すき
きらい
すき
きらい
すき
きらい
すき
きらい
花占いが
きらいで
終わってしまっても
どうせアタシは
すきのままで
いるんだろうな
かわいい
かわいい
花占い
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いつもキミが
邪魔をする
踏み出そうとする
アタシに
邪魔をする
逃げ出そうとする
アタシに
邪魔をする
ほんとは
邪魔なんかじゃないのに
ただキミから
卒業することが
できないから
今日もアタシは
キミを邪魔者扱い
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こんな天気のいい日
出掛けられずにはいられない
残業疲れの心身も
ヘルニアっぽい腰痛も
全て忘れて外へ飛び出す
電車に乗り込み
あんパンと緑茶で空腹を満す
橋を渡り川を越えて
緑で染まってしまいそうな程の
森の深緑の木々
空は青くて大きくて
たまに浮かぶ白い雲が
空っぽさを引き立てる
通過する駅には
到着を待つ人々
こんな日のこんな景色
とても心が和みます
こんなにも素敵な日
何もかもが充分過ぎるはず
なのに欲張りな私は
貴方が居ないことに
不満を抱いている
いろんなことを並べて
充分過ぎる位に寄せ集めても
貴方が居ないとだめみたい
欲張りな私を許して欲しい
これからも貴方への想い連れて
この電車で旅をするんだ
私の一番の荷物になりそうだね
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愛は簡単に感じれない
愛は心で感じ取るんだね
愛なんて語れないけど
そうわかったんだよ
目には見えない愛を
いかに心で感じ取れるか
もしもそれが私に
出来るようになったのなら
私も少し大人になれるのかな
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笑ってごらん
空が見てるよ
クヨクヨしてたら
恥ずかしいでしょ
大きな空はね
いつでも見守っているよ
こんな顔してたら
太陽にだって
笑われちゃうよ
引っ込み思案の
まぁるい太陽も
勇気を出して光を放つ
だから負けずに
笑ってみせよう
君からも見える
この大空に
届くはずのない
この想いを込めて