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ほら
ここでは
みんなが愛してる
太陽が人を照らすのは
偶然じゃないし
星が綺麗に光るのも
不平等じゃない
海がとても広いのも
矛盾じゃないし
君が生まれてきた事も
悲劇じゃない
猫がまばたきしていたら
それはもう愛おしい
だって目が乾くから
それは僕等とおんなじだ
だから猫がまばたきしたら
それだけで
もう愛おしい
ひとりぼっちの年寄りが
すごい頑固なジジイがさ
皆が避けてるジジイがさ
コンビニで餅をさぁ
正月だから買っていた
俺だって餅食うし
日本人は餅食うし
正月だから餅食うし
頑固ジジイも餅食うし
普段は挨拶しないけど
俺はすごく愛おしい
なんだかんだと言いながら
人が笑えば愛おしい
人が泣いたら愛おしい
人は人でしょ僕達は
みんな泣いて笑うから
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もし
お前が死んだらあいつに託せ
あいつが死んだら日本に託せ
日本が滅びたら地球に託せ
地球が滅亡したら宇宙に託せ
宇宙が消えたら
そこに託せ
そこって何処だ?
お前がやって来た所だよ
ところで
あなたは誰?
存在だ
お前という存在だ
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世界中に響きわたるのは
新型インフルエンザの驚異より
アメリカ発の不況より
進行国の建設ラッシュより
地球が叫ぶ痛みより
観念を固定する
ハンマー音の地響きだ
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テコの原理を応用する奴は
しない奴よりは頭が良いが
テコの原理を応用しない奴は
する奴よりは情熱的だ
だからさぁ
何事もした方が
良いっていう訳じゃない
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肺で酸素を吸う奴が
ブラックホールで生まれたら
それはさすがに孤独と言える
生まれて腹が減ったのは
地球に飯があるからさ
生まれて腹減る奴は皆
地球が仲良くしてくれる
生まれて腹が減った時
そこがブラックホールなら
それは孤独と言えるけど
金がないだけならば
孤独じゃないくて貧乏だ
生まれて腹が減ることは
矛盾じゃなくて出来事だ
地球にやって来たのなら
家賃があるかも知れないし
誰の力も借りないで
一人で生きて行くなんて
本気で思えるかも知れない
でも
肺で酸素を吸う奴が
一人で生きて行くなんて
言ったところでそんなこと
その初めから出来やしない
地球と相性悪いから
お別れだとさえ言えやしない
地球に来た訳じゃなく
地球とずっと居た訳で
地球にずっと居た訳で
つまり人とは地球です
地球が時間の過程の中で
形を人に変化した
だから実は
地球は人間に
文句もないけど
守りもしない
それは常に共に来て
それは先も共にある
もし仮に
地球が泣いているのなら
人も泣いていることで
人が笑っているのなら
地球も笑っているんだよ
人が戦争していれば
地球が戦争してるんだ
誰かが息を吸ってたら
僕も息をしてるんだ
地球が呼吸してるんだ
二酸化炭素を削減しても
人の心が苦しけりゃ
地球に酸素は有害だ
人が戦争しなくても
人が心で争えば
宇宙から見た地球では
その戦争は続いてる
僕等は地球と共にある
多分
宇宙人が
地球征服に来ないのは
そのことを知ってるからだ
科学が進歩して
戦闘能力が上がるだけなんて
最高潮のナンセンスだ
ある意味何も進歩がない
人が作った映画では
宇宙人と人間が
宇宙の中での戦争してた
宇宙人が知ってることは
僕達にも分かるのさ
僕等は宇宙と共にある
生まれて腹が減った時
そこがブラックホールでも
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俺は
食うために仕事をしているが
力士は食うのも仕事らしい
コックは食わすのが仕事だし
そんな世界はワンダーだ
総長は早朝に起きた時
隊長は体調が悪い時
次長は自重した時に
それを人には言いづらい
周りもそこは聞きづらい
それは
笑うまでには一息足りず
信憑性は極めて低く
そんな世界は歯にかみだ
相対性理論て奴は
軽いノリなら理解が出来る
重力で時空が歪む?
想像したら何となく
挨拶程度の軽ノリの
雰囲気だけなら理解ができる
それを方程式にした
アインシュタイン天才だ
めんどくさいの天才だ
俺みたいな凡人は
雰囲気だけで物理が分かる
科学者達は計算するが
雰囲気だけじゃ想像できない
雰囲気だけでノーベル賞
貰える訳がありません
そんな世界はノリがない
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傘を忘れて雨が降る
釘を踏んでパンクする
時計壊れて寝坊する
チリは積もらず山もなく
山は崩れてチリとなる
傘をなくして雨は降り
洗濯をして雨は降り
傘を作れば盗まれて
盗まれなければ晴れてくる
晴れてほしいが雨は降る
降ってほしいが晴れてくる
傘を忘れて雨は降り
傘を差したら晴れるのさ
思い通りに行かないさ
やってみたら失敗さ
貯金箱から金を抜き
意志の弱さに溜め息で
疲れきってる僕達さ
傘を忘れて雨が降り
山は崩れてチリとなる
疲れきった僕達は
天気はうまく操れない
それに気付いた僕達だ
それに気付いた僕達は
晴れてもうまく遊べない
疲れきってる僕達だ
疲れきってる僕達が
それでも生きて行けるのは
それでも生きてられるのは
生きて行こうと思うのは
傘を作れば晴れるのに
てるてる坊主を作るから
傘を作って晴らすより
晴れに願いを込める為
傘を作って晴らすより
洗濯をして降らすより
思い通りに行かなっくても
てるてる坊主を作るから
心を込めて作るから
そんな人の優しさで
僕等は生きて行けるんだ
裏目裏目の理不尽な
矛盾した世の中で
傘を作れば晴れるのに
てるてる坊主を作るから
雨は降ってしまっても
僕と君は微笑んだ
また今日も
傘を忘れて雨が降る
冷たくって笑えるね
僕は君に微笑んだ
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百人が百人
彼は黒だと言った
彼は白と言った
百人が百人
彼は幸せだと言った
彼は不幸だと言った
百人が百人
彼は不幸だと言った
彼は幸せだと言った
百人が百人
彼は黒だと言った
彼は
その通り黒と言った
百人も一人も
一億人も
人数なんか関係ないと
彼は言った
だってそれは
百人のことじゃなく
彼のことだから