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EASYの部屋  〜 新着順表示 〜


[1404] させごと
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ずっとそれを
握りしめてる

小さな手


汗でもう、何なのかさえ
分からなくなってる

その小さな手


とても柔らかく
口は一文字

その愛らしさは
憎まれる方法を

知る術がない


四つ葉のクローバーは

生物的には奇形で
運命的には幸運で

僕たち的には柔らかい

とてもその様なものだ



それはただ

夜の癖に昼よりも
はっきりと見える雲みたく

そのことを宛てがうように
とても柔らかきものの様にして


そのことを

僕に伝えようとする



とても言葉にすることを
させなくさせてる愛しさだ




2019/02/24 (Sun)

[1403] 感歩
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よくある冬の太陽の
知らない街への射し込みは

よくある古いアパートの
寝心地を良くみせる


よくある駅の混雑の
知らない人への溶け込みは

よくある普通の人生の
居心地を良くみせる


2025/06/01 (Sun)

[1402] マイジャースケール
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僕はどうしても
哲学的になりにけり

統計的推論で
アインシュタインしたりする


僕はどうしても
情熱的になりにけり

ロックをロールで
韻を踏み

青いハートでノックする


僕はどうしても
恋をしたり愛をする

生まれてから死ぬまでを
アドリブで弾くように

2019/02/17 (Sun)

[1401] そっと
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開けちゃえばいいよ
勇気なんかいらない

その腕をそっと
前に突き出すだけだ


なっちゃえばいいよ
力なんていらない

そのままでそっと
吹かれればいいよ


そうなっていいよ
間違ってはないよ

そうで成って在るように
そっとすべては微笑むさ

2019/02/16 (Sat)

[1400] 赤い淵
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何が何であろうが
僕たちは生れて

何が何であろうが
僕たちは死ぬ


何が何であろうが
それに、釘付けだ


観念たちは
灰色みたいに似通うことを

拒み続けてみたりして

まるで青い血を
通わすように

真っ赤な夕日と赤い血を
透明過ぎる、涙で濾して

宇宙が内緒にするように


それを瞳で合図する

2019/02/14 (Thu)

[1399] 愛と恋と哀に来い
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美しさの波形たち

素数の規則性を帯び
遥か彼方に拡がった


半音下がった心情の
奏でる音符は透明で

寝入りばなに見るような
知らない女を思わせる

2019/02/12 (Tue)

[1398] りんねん
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この青さや白さや
この赤さや黒さが

本当にずるいと思う


この輝きや切なさや
この悲しみや儚さが

本当にずるいと思う


生きることをこんなにも
ありありとさせるのだから

2019/02/11 (Mon)

[1397] レトロック
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それなら
警察にでもなった方がましだ

善か悪かを知ってる方が
意味的にはやり易い


それなら
泥棒にでもなった方がましだ

損か得かを知ってる方が
本能的にはやり易い


それなら
なるようになる方がましだ

結か局かに関わらず
僕ら的にはやり易い

2019/02/10 (Sun)

[1396] 微笑みの夢
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柔らかい曲線は
母なる母性をくすぐって

長男的なこの僕は
フェルメールに憧れる


太陽たちと呼ぶほどに
恒星たちは近くなく

それでも夕日に黄昏て
僕は小さな人生を


力いっぱい振り絞り
何だかんだと微笑んだ

2019/01/28 (Mon)

[1395] 感覚の話し
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科学は四角くて
心は丸い

こんな風な感覚は
言わなくても知っている



僕は言葉を

好きでもあるし
嫌いでもある

それは

誰かが誰かのことを
どう思うのかと

双子みたいによく似てる


記憶は流行りに敏感で
カード払いを促され

くっきりとしない飛行機を
画像に残した家族のようだ


UFOは飼い猫が
捕まえて来る、もぐらくらい

色んな意味で丸っこい


こんな風な感覚は
言わなくても知っている

2019/01/25 (Fri)
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