詩人:EASY | [投票][編集] |
ずっとそれを
握りしめてる
小さな手
汗でもう、何なのかさえ
分からなくなってる
その小さな手
とても柔らかく
口は一文字
その愛らしさは
憎まれる方法を
知る術がない
四つ葉のクローバーは
生物的には奇形で
運命的には幸運で
僕たち的には柔らかい
とてもその様なものだ
それはただ
夜の癖に昼よりも
はっきりと見える雲みたく
そのことを宛てがうように
とても柔らかきものの様にして
そのことを
僕に伝えようとする
とても言葉にすることを
させなくさせてる愛しさだ
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よくある冬の太陽の
知らない街への射し込みは
よくある古いアパートの
寝心地を良くみせる
よくある駅の混雑の
知らない人への溶け込みは
よくある普通の人生の
居心地を良くみせる
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僕はどうしても
哲学的になりにけり
統計的推論で
アインシュタインしたりする
僕はどうしても
情熱的になりにけり
ロックをロールで
韻を踏み
青いハートでノックする
僕はどうしても
恋をしたり愛をする
生まれてから死ぬまでを
アドリブで弾くように
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開けちゃえばいいよ
勇気なんかいらない
その腕をそっと
前に突き出すだけだ
なっちゃえばいいよ
力なんていらない
そのままでそっと
吹かれればいいよ
そうなっていいよ
間違ってはないよ
そうで成って在るように
そっとすべては微笑むさ
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何が何であろうが
僕たちは生れて
何が何であろうが
僕たちは死ぬ
何が何であろうが
それに、釘付けだ
観念たちは
灰色みたいに似通うことを
拒み続けてみたりして
まるで青い血を
通わすように
真っ赤な夕日と赤い血を
透明過ぎる、涙で濾して
宇宙が内緒にするように
それを瞳で合図する
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この青さや白さや
この赤さや黒さが
本当にずるいと思う
この輝きや切なさや
この悲しみや儚さが
本当にずるいと思う
生きることをこんなにも
ありありとさせるのだから
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それなら
警察にでもなった方がましだ
善か悪かを知ってる方が
意味的にはやり易い
それなら
泥棒にでもなった方がましだ
損か得かを知ってる方が
本能的にはやり易い
それなら
なるようになる方がましだ
結か局かに関わらず
僕ら的にはやり易い
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柔らかい曲線は
母なる母性をくすぐって
長男的なこの僕は
フェルメールに憧れる
太陽たちと呼ぶほどに
恒星たちは近くなく
それでも夕日に黄昏て
僕は小さな人生を
力いっぱい振り絞り
何だかんだと微笑んだ
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科学は四角くて
心は丸い
こんな風な感覚は
言わなくても知っている
僕は言葉を
好きでもあるし
嫌いでもある
それは
誰かが誰かのことを
どう思うのかと
双子みたいによく似てる
記憶は流行りに敏感で
カード払いを促され
くっきりとしない飛行機を
画像に残した家族のようだ
UFOは飼い猫が
捕まえて来る、もぐらくらい
色んな意味で丸っこい
こんな風な感覚は
言わなくても知っている