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薄暗い明かりを
僕は灯して
自分に執着することを
やめようとしている
笑えないなりの微笑みを
対象のないものに
向けることが出来るのは
僕の意味そのものだ
曇りがかった空を
ほんの少し工夫して
君が微笑む為に必要なものを
探す権利が僕にはある
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ウィルスは目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない
人の風邪には
移されたくはないのだが
同じように
人の感情は目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない
人の感情には
移されたいの思うのだ
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どんな風にして
表現するのかを
ためらうくらいに
僕たちは平等で
どんな風な言葉にして
伝えるのかを
空に託すくらいに
僕たちは特別だ
僕らはまるで
街頭インタビューにでも
答えるかのように
幸せについて話すけど
生と死については
苦笑いしか浮かべない
しかも、その幸せは
その間にしか生じないものとして
数字の様にされてしまった
僕は人と話す時
見つめ合うことに躊躇する
それは
僕たちがあまりにも
一人ぼっちであるのと同時に
僕たちがあまりにも
ひとつであるからだ
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知っているのは
不幸の数と
大まかに見て
ネガティブだ
知っているのは
不満の訳と
大袈裟に言えば
プライドだ
知らないことは
幸せと
知らないことを
知れないことだ
知ってることが真実だとは
誰も決めていないのに
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孤独じゃないことを
僕たちは認めない
手の鳴る方へ
向かう鬼の様に
もう、いいかい?
もう、いいよ!
最初は、そうやって
意気込んでいたのに
誰にも見つからない場所に
隠れてしまった僕たちが
愛しくない訳がない
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人々は目的がありそうに
話しをしていて
人々は希望がありそうに
笑っていて
人々意味がありそうに
先を急いでいる
僕はあまりにも
思うので
悪ければお金話しを
普通なら天気の話しを
良くても愛の話しをして
臨場感を失くしてる
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信号無視
青で渡らないのが
僕の基本的な
信号無視だ
急ぐ必要もないし
そうである必要もない
そもそも必要としてるものを
必要とは、していない
君は少しだけ
目を吊り上げて
愚痴を言う
僕は少しだけ
目を吊り下げて
それを聞く
そうやって、少しだけ
分かり合えたと思うのだから