考える事が全ての苦しみの始まりだと考えた彼はいかに考えないかを考えたのだそして彼はある時その事実に笑ったのであるこれじゃまるで忘れたい事が思い出せないというコントと同じじゃないかと彼は笑ったのだ彼は長い間眉間にシワを寄せていたが彼は今笑っているのだあまり考えずに笑っているのだ
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