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EASYの部屋


[1217] 愛くるしい君
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僕は

一般的に言うような
人好きではない

大勢でいるのは
好きではないし

必要だからそうすることはあっても

その煩わしさは拭えない


でも一方では

どうしようもないほどに
人を愛しく思う

それは

強がるほどに
僕をそうさせる


格好つけてもみんな
お腹は空くし

どんなに気取っても
ため息はつく


普通に愛しい人達は

人の悪口は言っても
自分は良く思われたい

それは裏を返せば


本当は辛くても

そんなことしか口に出来ない
強がりにしか見えなくて

僕からすればそれは

愛くるしさの表現だ




あれ知ってる?

知ってる知ってる!
あれでしょ?


僕たちはいつも同意する

それに
乗り遅れてはならない

その焦りに対する
僕らが見せる微笑みは

それに対して行うものだ


子供の時に手放した
風船が飛んで行く空の

それを想像できるなら



その空と同じくらい
僕たちは広くって

その空と同じくらい
僕たちは愛しくて

その空と同じくらい
僕たちは切ない


でも

僕から見た君は

その空よりずっと愛しくて

その空よりずっと切なくて

その空よりずっと


愛くるしいものなんだ






2017/12/20 (Wed)

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