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EASYの部屋


[934] 報告書2
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欲望だけの存在である事が醜いと感じた人々は

努力をすることにした

そして
その努力は必ずしや

報われるものでなければならなかった

その理由は

努力をした者は
必ずその恩恵を受けられるという

民主主義的
資本主義的な

平等な意識を思想するような

現代的な道徳であると思われそうな所だが


実はそうではなく

紀元前から現代に至るまでに膨らみ続けた

単なる人間の欲望を

道徳的に美しく
誇張して表現したものである


観念という強烈な自己催眠で
それを可能にしたのであろう



一部の
意識的な人々は

その事態に気付き
警鐘を鳴らしたのだが

その状態は
正に

王様は裸じゃないかと
民衆に問いかける様なものであり


戒律のない一部の宗教やヒッピーなどは

単なる怠け者か
無名の芸術家やジャンキーにしかならなかった



人の欲は
それだけ深いのであろう


それは
無意識や観念にまで根をはり

もはやこの世の人々は

集団自己催眠にかかってしまった精神的な病人とさえ言えるのかも知れない

するとこの地球は

深い欲を治療する病院で

想像し得る全ての科がある地球総合病院といった所だろうか





病院と言うと暗いイメージだが

遊園地と言う明るいイメージさえも受け入れてくれる懐の深さはありそうだ


その懐の深さは
横綱五人分にも相当するという発表が

全ての分野を一括にまとめ上げた
新しい分野の学問で論文発表されたが

感覚だけで理解する学問なだけあり

その評価は賛否両論の嵐を吹かせ

異常気象の原因のひとつになったと思われる


因みに


人々を絶望から救う為の方法としては

やれることはやったという達成感か

やりたいようにやったという解放感の


どちらでもいいようだ


全く異なりそうなこの二つの共通点は

時間に制限されない
達成感や解放感を主にしている所であり

人に寿命がある理由を解明する足掛かりになりそうだ

2009/08/12 (Wed)

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