薄紅色の夢見草大地を彩る名残雪白き大地を艶やかに染め往く薄紅の華弁それは、心に秘めた 淡く切ない一途な想い白い雪は新しい路へと導く純白のキャンバス巡る季節の中で再び出会ふ淡ひ色纏ふ華の舞ひに華弁舞ふ樹の下で佇みてその舞に心委ねる・・・通り過ぎた横顔達をふと、思い出しつつ昔と変わらぬままのその微笑みをその胸に抱きながら再び歩み始める温もりをその御手に 祈りの詞を口ずさみながら
[前頁] [樂水楼の部屋] [次頁]