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樂水楼の部屋


[7] 怜彩華
詩人:樂水楼 [投票][編集]

薄紅色の夢見草
大地を彩る名残雪

白き大地を艶やかに
染め往く薄紅の華弁

それは、心に秘めた   淡く切ない一途な想い

白い雪は
新しい路へと
導く純白のキャンバス

巡る季節の中で
再び出会ふ
淡ひ色纏ふ華の舞ひに


華弁舞ふ樹の下で佇みて
その舞に心委ねる・・・

通り過ぎた横顔達を
ふと、思い出しつつ

昔と変わらぬままの
その微笑みを
その胸に抱きながら

再び歩み始める
温もりをその御手に   祈りの詞を口ずさみながら

2006/07/26 (Wed)

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