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絶対零度の部屋


[296] ストロングゼロ8%
詩人:絶対零度 [投票][編集]


酒が足りない
いや、脳のナカには8%の毒物が
ゆらゆらとかき回していくのだ
それは誰からも認められまい美
私だけが手に入れたかった花
けれど8%
壊れて酔うということで
どんなに愛を酒で包んでも
この声も、この花も
届きはしないよ
それが酩酊。それが8%

飲めど、酔えど、飲めど、酔えど
限りなく、限りなく、消えていく。
あとに残るのは、
中身のないストロングゼロ8%
その空き缶だけよ

2017/12/31 (Sun)

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