詩人:いもけんぴ佐藤ロビンソン | [投票][得票][編集] |
穏やかな君の呼吸音が
僕の孤独な時間を刻んでいる
空は藍色
零した生命はまた
悲しい輪廻の土の中産声を上げる
涙の流し方さえ
知らないと言って泣いた君
どうして涙が止まらないのか
わからないと言って笑う僕
穏やかな君の呼吸音と、
僕の孤独な時間を切り刻んだ
記憶は朱色
重ねた輪郭はまだ
幼い心しか持ち得ない僕には
美しすぎて 苦しかった
神は一体いつ終わりを告げるだろう
真っ赤な空に
透き通るような君の色を
忘れてしまったかのようなあの空に
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