詩人:いもけんぴ佐藤ロビンソン | [投票][得票][編集] |
とても小さな太陽
きみは、
ぼくの
お先真っ暗な
未来を
映し出してはくれないんだろう
暗闇に
溶けた
ぼくの姿を
世界に照らし出しては
くれないんだろう。
けれどもね
今、
遠ざかってゆく笑い声に
気づかないような
ふりをして
本当の孤独を
絵に描いたような孤独を
味わっているぼくにはね
どんなに
頼りなくても
たったひとつの太陽なんだ。
弱いきみがぼくを
強くしてくれるんだ
とても、
とても、小さな
愛しい太陽
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