番人の部屋
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[11] 昴
走って
走って
追い掛けた雲
崖の上から
『じゃあな』
と一言
ザザーン・・・
ザザーン・・・
青すぎる海と
蒼すぎた昴
2007/07/10 (Tue)
[12] 前へ
ただ
怖いんだ
理由はない
怖くて
怖くて
ぼくらは
うつ向いたんだ
そうして
生きてる
着飾った外装
狭い視界に
チラつく真実
もう
どこにも
戻れない
2007/07/11 (Wed)
[13] アメリカンショートヘア
また
夜景見てる
好きだなぁ
どれくらい経つのだろう・・・
もう遊んでやることは出来ないが
きっとまた会えるさ
2007/07/11 (Wed)
[14] 案山子
黒い蝶が纏うように飛んでいる
私に何か用なのか
それとも
何かの暗示なのか
私には分からない
ただ力なく問うたびに
本当の自分から遠ざかる気がする
蝶は舞う 蝉は鳴く
儚きモノの問いかけほど
心に染みるものもない
私には分からないが
たぶん知ってるのだろう
2007/07/11 (Wed)
[15] 流星
儚く流れる熱い涙
まるで
流れる星さ
微笑みを疑うたび
言葉無くし
背を向けた
新しい思い出を
探し
二人
さまよった
輝く日々に
祈りをこめて
止まった時間が
動きだす
愛だの恋だの言わないで
二人子供のように
過ごした時は永遠の
儚く流れる熱い涙
まるで・・・
2007/07/11 (Wed)
[16] 自由
誰も知らない
心の扉
今すぐ
解き放とう
風に揺られ
静かに
自由な
自分を
手にいれよう
2007/07/11 (Wed)
[17] 旅
旅の途中で立ち尽くす
「桜の如く生きれたら・・・」
野辺はもうそこなのに
2007/07/12 (Thu)
[18] 勝敗
もういい
もういいんだ
この疲れきった勝敗に
意味なんて無いから
「勝ち」が欲しいのなら
君に上げよう
おれは
もういい
2007/07/12 (Thu)
[19] 家
名前を何といったか
確かその方角だ
家がある
教えてくれるのか
鳥よ
速すぎる
また
見失った
2007/07/12 (Thu)
[20] ユダ
心のトゲは
取ろうとするたび
深く刺さる
もうこんなトゲ抜きじゃお手上げさ
仕方なく心を開いてオペしよう
麻酔をかけて
サヨウナラ
2007/07/12 (Thu)
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