詩人:番人 | [投票][編集] |
もう何年も考えてる
あれから何が変わったかなんてよくわからない
ただまわりが変わって行くように見えたのは
俺が変わったからなのか
なぁ
昔に帰りたい
思えば苦しいことなんて何も無かったのかもしれない
朝飯たべながら新聞読んでさ
出かけるまでテレビみてボーっとしてた
何言われてもうんとかああとしか答えない
とにかく何はなくとも幸せだった
そんな昔に帰りたい
そしてもう見飽きた実現不可能な
夢
今でもまだ考えてる
また会えるその時まで
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ひとつひとつに宿る
そのリズムに共鳴したい
軽やかで自然な
波紋のように
そうであれば何処に居ようと
感じ合える
きっと
天を仰げば昼は空夜は宇宙
どこまでも繋がっている
人の心もそうなのだろう
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地球があって俺が産まれた
ただそれだけなのに
一体どんな意味を持てというのか
希望がなくては戦えない
希望がなくてはどんな戦いも虚しい
意味など欲しくない
たった一筋の光で俺はいい
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何があっても驚かないそれが
まったくゴチャゴチャしてて
命も霞む気まぐれな世界へのあてつけ
それでも
一人では生きられなくても
独りで生きて行くのは
痛む体引きずり歩く誰かの
残された優しさ 勇気見つけるため
ただ悲しいのは
愚かな彼等は
壊れそうな扉に彫られた極楽を
別の命を信じていた
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僕が僕でいられる場所があるならば
ずっとそこに止まりたい
でも
そこには今以上の喜びは
ないんだろなぁ
今日が始まれば
暮れ行く月も
どこかに消えてしまうだろう
僕のように
今日もほら
だんだん空が修羅に
染まって行く
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小さな我慢で
泣いて
冷えていき
行き場がなくて失ってしまう
冷たい心臓が
今でも打ち続けている
その音が
その音だけが
最後の光みたいに
小さなこの世界に
刻みつけて
幸せが遠ざかっても
ずっとここにいた
失うことは怖くないと言ったけど
そうじゃなかった
なんとか見せたかった
出来るだけ知ってほしかった
誰かに続くドアを叩いていた
それでも
いつだってそう
哀しみは消えることがなくて
つったっている
叶うことない願いが輝きだすまで