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番人の部屋


[34] 岐路
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列車が分岐点にさしかかるように

岐路は必ず訪れると思うんだ

思考、仕事、自然、対人、生命

ともあれ多種多様な路

そしてそのどれもが複数の分岐点を持っていて

まるで一本の大木から成る枝葉のようだ

人にも大なり小なり遅かれ早かれ等しく訪れ

あるいは選択肢が無い時もしばしば

だがどの枝分かれした路に進もうとも

列車には駅が

木々には青葉が

人には目的があり

選択する無意味さを感じる

それでも悩み迷うのは

不思議なことだとも思う

何が最善なのか

どういう結果を望んでいるのか

迷う前から無意識の中

人だけじゃない

あらゆる全ては知ってるのだとしたら

過去は無論、現在、さらにずっと先の未来まで

一本の筋となっていくつもの道が存在していることになる

未来のことなど分からないが

これまでもこれから先も

なかんづく

自分の取るべき選択が間違ってないのなら

少しだけ

勇気も出てくる気がするんだ

2007/07/23 (Mon)

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