何度でも 何度でも獅子は叫ぶ例えようがなくとも凍えてしまおうとも心が歪み崩れ落ちても獅子は叫ばなければいけない永い時を経て哀しみをさらう風の響きに誰もが忘れ去り還って行く拙い想い疲れはて途方に暮れる時獅子の声は届く雨に打たれた心に届くただ漆黒の闇に消えてしまわぬように
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