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エリスの部屋


[3] 永遠の夢
詩人:エリス [投票][編集]

遠ざかっていく足音
雪を踏む音
貴方の背中
もう抱かれることはない

消えていく足跡
ずっと眺めて
降り積もる雪に崩れる

好きと言って
名前を呼んで
愛しげな声で囁いて

遠ざかる背中に縋りつくこともできなくて
私は…

雪の中倒れ貴方の名を呼ぶの
狂ったように掻き毟る肌
赤く染まり溶ける雪

冷たくなる体
もう私を暖める貴方はいない

酸素で黒く化学変化
身体中焦げたように
…そうきっと貴方に焦がれすぎたの

最期に一度貴方を呼んだ
そして「おやすみ」
覚めることの無い眠りについたなら
覚めることの無い幸せな夢を見る

2009/02/26 (Thu)

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