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ハトの部屋


[1] 子ども
詩人:ハト [投票][得票][編集]

全て誰かのせいにして
泣きながら嫌いだと
罵ったこともありました

それは私が
子どもだったからです

生まれた意味や
運命なんてものを
一人前に考えてみたりしました

それは私が
子どもだったからです

何故生まれたのか
何故私なのか
考えたところでそれは
後付けの
都合のいい解釈でしかなく

そんなことも分からなかった
それは私が
愚かな子どもだったからです

何故と聞いていればいいだけの
易しい易しい世界にいた
愚かな愚かな
子どもだったからです

しかし
はっきりしていることも有ります

それは私が
仕方なしに生まれたのではなく
望まれて生まれたということ

それだけ分かれば
充分幸せだと
そんな気がするのです

それはやはり私が
愚かな子どもだからでしょうか

2006/06/13 (Tue)

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