すれ違った風圧で
舞い上がる春の名残に
常に変わり行く季節を見
いつか見た景色と比べて
変わらないわたしを思い出す
そして
思いだし
比べる事で
やっと
今あるものを見ることが
できる
いや、
そうしなければそこに
辿り着けないと言うべきか
すれ違って
舞い上がる
積もりに積もって蓄積された
何か
払い落とすべきなのか
大事に掻き集めるべきなのか
吹き溜った
今はもう終わった季節に
また
思い出を重ねている
また巡るまで、さよなら
次に会うのはまた
比べる時に
その時わたしはまた
同じ事を思うのだろうか
2008/04/26 (Sat)