八月の終わりまだ蝉も鳴くから夏は終わっていないのだけれど夕方の風はカレンダー通り秋を知らせてる暗くなった川辺で虫の声をきくと君を思い出す涙流してただ純粋に君を想ったっけ苦しくて逃げ出した僕今なら苦しさのわけもわかるのに手放したりしなかったのにむき出しの感情をぶつけられる程幼くもなくて黙って笑ってられる程大人でもなかったね途切れた笑顔は今も変わらずそこにあってただ色褪せてくものは写真だけじゃないのかもしれない
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