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詩奈の部屋


[123] radioと紅茶とclover
詩人:詩奈 [投票][得票][編集]



古びたradioからは
古びた曲が
切れ切れなくらいが
ちょうど

春の陽気に
白いテーブルがまぶしい

洒落たteasetの
紅茶は
ぬるいくらいが
ちょうど

夕焼けに近い空の下

読めない洋書を
めくる


四つ葉のclover
敷き詰めた芝生
願いは尽きないのに
ねぇどうして…



陰が伸びて
radioは終わり
紅茶は冷めきり
ただcloverひとつ
一番星に消えた





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2007/03/25 (Sun)

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