どこまでも灰色で意味なんて無くて構えた手はいつの間にか力抜け期待しては裏切られるから期待するのなんか止めていつも下ばかり見てれば上は気にならないから関わらなければ悲しい思いしないから変わり続ける空の色にただの1度も同じがない空に同情を求めるなんて馬鹿げてるこんな汚れた街にこの僕を重ねてみるけどどっちにしてもそれを照らしたのはビルの間の細い隙間からもれたオレンジの光眩しくて僕は目を細める
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