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詩奈の部屋


[23] 夕暮れ
詩人:詩奈 [投票][編集]

どこまでも灰色で
意味なんて無くて
構えた手はいつの間にか力抜け
期待しては裏切られるから期待するのなんか止めて
いつも下ばかり見てれば上は気にならないから
関わらなければ悲しい思いしないから


変わり続ける空の色に
ただの1度も同じがない空に
同情を求めるなんて馬鹿げてる



こんな汚れた街にこの僕を重ねてみるけど
どっちにしても
それを照らしたのは
ビルの間の細い隙間からもれた
オレンジの光

眩しくて僕は目を細める



2005/03/25 (Fri)

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