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詩奈の部屋


[48] この風ともう一度
詩人:詩奈 [投票][得票][編集]


駆け抜けた風

あの頃の心地良い追い風も

今では鬱陶しく感じる程



変わり続ける日々に

"止まれ"の標識をかざす背後に

背負うものなど無い


置いてきたはずの君の笑った瞳が優しくて

涙しそうになったけど

まだ駄目だ

きっとまた弱い僕になってしまうから



この風をもう一度追い風と呼べた時

今度は高く高く"進め"の標識をかざし

もう一度君に

会いにいこう



2005/04/16 (Sat)

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