コウモリが空の色を変えた
街灯が目立ち始める
桜色を無くした木に教わる、
一瞬だけの美しさ
夜へと進む世界に願いをかけるなら
闇を知らないままで
永遠の意味を知らずに永遠を信じた頃は
きっと今より
今を生きていたのだろう
変わらず咲き続ける花を
いつまでも美しいと思えたなら
それが求めてたものかもしれない
夜をさ迷う時
確かな証さえあれば
全てを美しいままで望んでいられる
そんな事を考え
歩きながら見上げた薄い空の奥
目がぼやけ一粒落ちたのは
確かな証
それこそが
いつまでも変わらない
永遠の証
2005/04/21 (Thu)