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詩奈の部屋


[52] 埃被るアルバム
詩人:詩奈 [投票][編集]

風に聞く明日


烏は全てを見下ろした


段々と近付く飛行機の音は

ボクを何処へ連れてくの




今日が明日に変わり

明日が今日になる


当たり前なその流れに

境界線を探す



机の上で開いたままのアルバム

ホコリが時の経過を指し

からすの鳴き声さえもが嘆いているように思う



あぁ今日のこのページもまたアルバムになり

いつかの未来の僕はまた、埃を被すんだろうか




進む時の中で進まない僕はもう

置いていかれそうだ




2005/05/11 (Wed)

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