音に意味は無い

この詩に意味は無い

１つ１つの言葉に…
…意味は無い

あなたが何も写さなければ

意味は無い

壊れた時計

壊れた時間

この時計の刻む時間は

いつのモノなんだろう

この時計は誰のモノ

ふと時計に目を向けると

同じ間隔で

確に時を刻んでいる

時計の針は

違う時間を刻んでいる
…のに…

小さな雨音

たどたどしく…
…小さな声で

歌う…二人を

空は笑って…
…見ていてくれた

メロディー

刻まれる音色

…空白が…

繋ぎ止める

また別の曲が

流れ始める

いつも
だれにも

誰かと
誰からも

ただ
静かに

夢と現実を
に

空は海と
風に雲を


ただ見つけて
ほしかった



誰もいない
この庭で
…だけでも…

…この世界は…
あまりにも
膨大で
あまりにも
「ちっぽけ」だ

空を見上げても
自分を探していて
この場所が
何処にあるのかも
解らない

夢から醒めても
空が広がっていて
青くて
空は何処までも
繋がっているのに

世界は此処だけだと
…気がついてしまったから…
私だけの世界で
一人
空を観ている
空だけを見上げている

ひとごみ

羽

天使の

てんてんと

舞い踊るように

すぐ後ろ

ちいさなぬくもり

だぶん　ずっと

これからも

君を追い掛けて行く


ちいさな手の平を…
…はなさないように

たったひとつが

全てだとして

それを私が選べたら

このぬくもりが

君の手の

全てにしたい

ひとつで

ばらばらで

全てが同じで

だけと

みんなばらばらで

だから

解らなくなる

何かを
否定する事

が

何かを
肯定する事

…では、無い…



当たり前な事だけど