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夕空の部屋  〜 投稿順表示 〜


[251] 虹月
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虹色の月

雨の影に隠れては

遠くの月

白銀の月


揺れる光は虹

月は泣かない

雲がぼんやり

浮かんで


空と月明かりを

ただ揺らしては

解けて

ぽっかりと

空へと


僕は空を滲まして




泣いた方が楽に…
…成れるだろうね

2006/07/17 (Mon)

[252] 見える影
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何処かの向こう側

誰かの裏側

雲の上の水色


とけた雨露の土の味


風の先の雨

夢の後

映す夢の向こう側


影の後

光よりも先


見掛けるのは

いつも

…ただの模様…



落ちたのは

…何時の事
だったんだろう?…

2006/07/17 (Mon)

[253] カナリア
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唄を
詩を
声を
感情に
君は称えて
僕はさげすんで
笑って
泣いて
喜んで
ちょっとした
楽しみ
遊び
こんなにも必要のない
時間だけが

2006/07/26 (Wed)

[254] カタツムリ
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カタツムリ

かたたたツムリ


旅の後

足袋の後

薄い殼を転がして


のんびり
いそいそ
忙がしく


紫陽花の葉で運動会


短い梅雨の夏の前


皆で静かに楽しく

花を目指してかけっこだ


誰よりも早く
空を目指して




…誰よりも早く…

2006/07/27 (Thu)

[255] 朝の声
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音が聞こえた

声が聴こえた

ぽつぽつと

繋ごうと思った

今はただの雑音でも

君は教えてくれたから

君の唄を今でも歌うよ

何処か心の奥底で

いずれは君に届くように

青空にまぎれた薄い月

空に消えた



…あの月の様に…

2006/07/28 (Fri)

[256] 見下ろしてみては
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風の見える木の下

ぽっかりと
ぽつんとある
…小さな穴…

僅かに光が漏れる
そんな場所

風が止まないのに
そこに
ゆったりと舞う枯れ葉

影でも光でも無い
僅かな隙間

驚きと静けさの間

好きな人を…
…思うそんな一時



…私が好きなモノ…

2006/07/30 (Sun)

[257] 静かに笑って
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ほっかりと空いた穴

浮かんだり沈んだり

いつも一人で遊んでた

川と橋の隙間

風が
雑草と虫達と
遊んでるみたいに

…静かに笑って…

2006/07/29 (Sat)

[258] 見えない
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説けて消えて
月の雲

笑って泣いて
空へ唄って

君は何処

僕は何処にも
…行ってないよ…

2006/07/29 (Sat)

[259] う〜…ん
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文字をなぞっても
解らないよ


貴方には届かない


…唄う声が…
聴こえていますか?

2006/07/29 (Sat)

[260] からっぽ
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少なくなって

頑張って頑張ろう

でも

笑ってない笑えない

空にいる雲が



…からっぽ…

2006/07/29 (Sat)
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