つまらない事が
楽しくなるくらい
つまらない
そんな日々を
くだらない
…そんな一言…

止まらないのは

とどまらないのは

過ぎたるは

過ぎていく

この想いは

届かなくて

とどまってくれない

そして消えていく

過ぎていく

奥にひそめて

氷つく

ずっと重く

日溜まり

作りモノ

影のない

瞳の奥

空が広がる

真っ赤な

真っ赤な

夕立雲

空に虹を連れて

雲は空をかざして

消えた

もう二度と

見えなくなって

笑って消えた

さざ波に

光が映るみたいに

その言葉だけが

全て

私を
許して
くれると言うなら

私は
たったそれだけの
人間なんだろう

まだ遠く
君の影が
僕を覆い隠す

止まらない

時計の針を

そっとずらして

歩いて

止まって
　　止めて

君に逢った

私はもう

世界とは違う場所

頭の片隅
心だけ
おざなりにして

歩いて
見て
耳にはイヤホン
鼓膜には
大音量の声を置いて

全てを遠して

私をおざなりにして

月が見ていて

私は見えてもいない

月をかざして

私を欠片にして

底に浮かぶ

月を通して

それでも私には

わからない

そんな嘘吐きな私

灰色な世界

黒ずんだ人々

映るのはノイズ

希望はあるけど

それはたった一つ

世界の終わり

全てを闇に

この問題は

あまりに長く

あまりにおざなりに

あまりに簡単に

アナタを救い

アナタを困らせ

アナタは戸惑う

そうでしょ？

だって好きだから

その言葉の意味さえも

上の空

曇の上

空の上

太陽さえも遠い

空の上