この恋は

一つの実験でした

書くために

好きに
なりかけても
いたみたいだったし

忘れる為
塗りつぶす為に

私を試していました

アナタを
試してもいました

ごめんね

心に

置いていく

忘れてもいいように
忘れない為に

置いていく

ふと、振り返り
悲しみ為に
忘れてしまおう

教えてください

…ずっとこれからも…

花と木々の香り

草を伝う雨露

朝の日差し

雲の行く末

空にヒトキは、赤い雲

好きが薄れれば
愛が欲しくなり

恋が終われば
思い出に代わり

愛が与えられれば
満たされにくくなり

子が出来れば
習慣にかわる

ずっと
一緒にいようね
ずっと
恋愛してよう
…
習慣の中で

眠りたかった

アナタと

堕ちていくように

くるまれて
みたされたかった

ずっと

朝、目が覚めて
手は繋がれたまま

明日も共に

後悔はしていない

想ってはいたけど
想ってもいない

これで良かったって
想っている

共に始めよう


アナタは
私に
何を気づかされましたか

心とは

空白であり
空気であり
言葉でもある

愛とは
肉欲と快楽

運命とは
まだ来ぬ時

私は許されたりしない

全て抱えて

死んでも許されない

無いことには出来ない

アナタは私を
救ってくれますか

私には
出来ないことだから

うたたね

寝返り

君の匂い

くすぐったい

手の温もり

にやけた横顔

その一つ一つ

当たり前に
なりますように

止まったまま

通り過ぎていく

言葉も想いも

無いものにして

過ごしていく

忘れてしまえるように

忘れていく