いるだけでは
意味もなく

応える事に
訳もなく

触れ合うことに
価値もない

…そんな関係だったね…

此処においで

聞こえないよ

ほら、触れて

抱きしめて

笑ってください

それで

泣いてください

心は汚れている

…言葉にしたら
壊れてしまう…

裏切りも

偽りも

事実も

真実も

憎しみも

苦しみも

寂しさも

私を許してはくれない

救ってはくれない

仕方ないと…
…想いながら

仕方ないと思っている

私にと
アナタにと
君自身に

空に雲

見上げては

またひとつ

地上を這いずりまわり

空を見上げれば

ひとすじのひかり

空に残した

ひとすじの飛行機雲

見えるモノ

全部切り取って

ひとつひとつ

切り取って

重ね併せて

不揃いだけど

形も向きも

自然に見えるように

張り付けて

それはアナタだよ

遠くの空に…
…近くの空を

張り合わせ

雲をバラバラに
…散りばめて…

そこに通す
ひとすじの雲

道もない道を繋ぎ止めて

言葉は淀み

想いは潰え

心は空白に沈んでいく

淀みに呆れ

想いを忘れ

心は尊い



忘れ行く心
尊い想い

淀んだ空に願いを沈めて

瞬く間に

想いは流れ

願いは叶い

終わりを終えて

始まりを尊び

喜びをいずれ知る

別れを楽しみ
後悔はしない

祈りはしない
…誰の不幸も…

青い空の隅に

雲は隠れていて

いつだって

こっそり

雨を降らしていく

心だって。そう

偽りだらけ嘘だらけ

言葉にはならない