近くのイメージを

遠くに置き換え

一枚の枯れ行く桜を

目の前に
言葉を置いて

心を閉じこめた

空だけが同じ場所

名は体を表す
体は名を持たない

だが

体は体を知り
体は己を自覚している

名は持たない

無造作に知覚している

満たすことで
満たされたい

満たされたことで
望みたい

望むことで
叶えたい

祈ることはしたくない

願うことから
遠のきたくない

…ここにいるから…

今という

時間を

時間と言う過去を

この時に

知る問いを

全ての答えで

止まらない

周り続けている

今という今

時間

針の音

心臓の鼓動

静かなる寝息

鼻唄

ため息

時が止まる

想いとは
スグにではなく
刻み行くモノ

濁っている

空も虹も

雨水さえも

くすんでいる

降り続く今も

その後にも

滲み込んでいた

彩る

形をクスメ

時を止める

今を
現在にとどめる

人に問い

自分に問い

人に答え

自分に疑問する

透明

この世界に

足りてない

色というには
足りてない色

見ることは叶わない

透き通る
ガラス玉を

脳を誤魔化す…
…色ずけている

夜

目が覚め

朝

夢が覚め

昼

今が覚める

目の前にあるモノが

覚めていく

現実は続きにも満たない