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夕空の部屋  〜 投稿順表示 〜


[561] 無形の笑み
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抱きしめて
抱きしめた

抱きしめられて
抱かれた

充たされて
抜き取られた



ここち
夢ごごち


木々は笑わずに
笑っていた

…ただ生きていた…

2007/07/27 (Fri)

[562] 夢雲
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ここち



夢ごごち

空の殻

月の奥の

闇雲

月の夢

眠りについた

夢雲

雨は夢を連れてくる

2007/07/27 (Fri)

[563] ここち
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気が付かないように
好きになって

少しずつ
気づかせて

愛して

手と手離れて繋がれて

2007/07/27 (Fri)

[564] 欠けた空に
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私は壊し
私を壊し
海に沈める
深海の底
月が映る深夜の夜
瞼の裏の
影をも写す

砕けた欠片
夢の残骸
煌めく明かりに
月を夢みて
儚く散った
欠片を彩る
底に沈んだ
海を照らす
深海から
空を照らし出して

海面の地の砂
積もった小石
白いジグザク
砂浜の足跡
人が残した
残骸
花火に残る火薬の匂い

足跡に沈む欠片
月が残した
海月に海の空
浮かぶクラゲの星雲
夢を枯らした儚さに
夢を見る
ただ砂底に
空だけを映し描いて

2007/07/28 (Sat)

[565] おでかけ
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見る為に
歩き

見ない為に
出掛けて

考える為に
休んで

寝る為に
ジャレあってる

ジタンダ踏んで笑ってる

2007/08/01 (Wed)

[566] 粗茶
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休み、休み

歩くこと

考えることを
考えないで

お茶しよう

話そう

そして笑おう

ちゃんとね

振り返ろう

それからだよ

紙に書くのは


楽しさを
楽さで消さないように


2007/08/01 (Wed)

[567] 手鏡
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白いジグザク

寄せては帰る砂の音

耳の声

この匂い

夜へと消えた月の雫

雨音ひとつ書き付けた

君への手紙

手鏡

2007/08/01 (Wed)

[568] 月読
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暗がりに

目を凝らし

読むのは月

明かり浮かび上がる

言葉、声、

呼びかければ
応えてはくれるけど

意志を持たない

闇が照らされるばかりで

2007/08/01 (Wed)

[569] 無表
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無言で
語りかけてくる

ひざの上、手を繋ぐ

見つめてみる

そっと、しがみついた

明かりだけが眩しかった

無表情のまま
笑っていた


心より日の日陰で

2007/08/01 (Wed)

[570] 雑貨
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ノイズに混じった

君の声に囁きに

木霊する
安堵する

ノイズは絶え間なく
時に
不安をよぎらせる
時に
私を教えてくれる

だから


嫌いです

2007/08/01 (Wed)
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