夕空の部屋
〜 投稿順表示 〜
[731] 二元論
二元論ってオカシイ
だって
みんな違うし
天使も悪魔も神の使いなんだよ
神と天使と悪魔で
…人間だと私は思うよ…
神は正しくないんだよ
2008/01/22 (Tue)
[732] 無題9
誰もが
解っていない
自分が正しいって
誰かに同調して
身を隠して
正しくないって言う
誰もが独りのまま
救われる事なく
同じだって思っている
僕は追い込まれ
みんなは
独りのまま
流されていく
解らないままで
孤独だと知りながら
気がつかないふりをしている
悲しくはない
寂しいだけ
それじゃぁ
なにも
満たされないというのに
2008/01/22 (Tue)
[733] 無題10
それぞれが
見る先は違っていて
古ぼけた
一枚の写真のようだった
2008/01/23 (Wed)
[734] ここにいる
揺れた瞳に
溶けた想い
天に祈りを掲げて
空から粉雪
私に溶けて
アナタを濡らして
ほら
見失っていく
冷たさだけが…
…私を暖めてくれる
少しずつ
空へ帰そう
もうちょっと…
…見上げていよう
…空に溶けた涙に
色褪せる事なく…
2008/01/23 (Wed)
[735] 白き儚さ
凍てついた白さは
自らを傷つける
だから泣くのでしょう
すべてを拒絶するように
独りになっていく
冷たさだけを…
…その手に刻み込んで
2008/01/26 (Sat)
[736] 境界
粉雪が舞散る様に
それは
アナタを濡らしていく
星達が瞬くように
それは
アナタを象る
沈むように
潜む月に
水面は
踊り瞬くように
…移り変わっていく…
広がる波紋に
おどけた声に
心ここに沈めて
空は天よりも高く
空は雲よりも深く
空は月よりも遠く
そして
空は誰よりも近く
ここに点在している
何一つ理解しないままで
2008/01/31 (Thu)
[737] 月砂
砂の欠片を
拾ったんだ
月の涙を
移す為に
集めたんだ
月闇にかざして
拾い描いたんだ
砂に埋もれてるモノを
写したいんだよ
大地に広がる月の水面に
2008/02/03 (Sun)
[738] 月羽
月はね
夢を連れてくるの
ほらね
沢山の闇に反射して
アナタを見つけられた
…月は水面に佇む…
2008/02/05 (Tue)
[739] 裏切り
私が
人を
騙すんじゃなくて
私に
人が
騙されるんだ
2008/02/13 (Wed)
[740] 手には
何ひとつ失えるモノは無い
その孤独も
その愛も
…与えられたもの…
独りでは得られないから
2008/02/24 (Sun)
-
詩人の部屋 -