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夕空の部屋  〜 投稿順表示 〜


[751] 堕ちない雨
詩人:夕空 [投票][編集]


何処かへ
行きたくて

何処へ行けばいいのか
解らなくて

何処にも在れなくて

それでいて
届かなくて
失っていくんだ

あるんだけど

拡がって薄れていくだ

たまにぼんやり
月夜の晩に隠れている
雲を眺めてるんだ



笑ったまま凍えたみたいに

2008/03/23 (Sun)

[752] 『』
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月の闇に拡がる波紋


繰り返される

疑問 不問


月を見上げる空の果ての

水面に佇む


ただ闇だけが拡がる

月の瞳 心の暗闇




『          』

2008/03/30 (Sun)

[753] なくならない空
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濃くも
薄くも
ない

広くも
狭くも
ない

何一つ 無い

空だけがここにある

2008/03/30 (Sun)

[754] 難儀にも
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手探りに進む先には

いつも違う形で
常に同じ材質で

途方もなく
呆れるくらい
簡潔に出来ている


産まれてくる

…複雑なのは視点だけ…

2008/04/22 (Tue)

[755] いつもの
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いつもの
始まりはなく
ぼやけた一枚の写真が
最後だった


月が見てた
空を凍らせ
君を探して
月は見ていた
その雫の奥の奥
広がる明かりを
君に照らして


君は咲いてた
道端に
君は見ていた
歩く人々
行き交う言葉
閉ざしたままの時を



世界
狭い
狭くなる
内にある外は狭い
限り無く遠い

世界
広い
変わっていく
外にある内は薄い
限り無く近い
数が数を増やしていく
変貌していく


私は0で
1を0に変えていく1で
1は0のまま
満たされる事なく
1であり続けている



2008/04/27 (Sun)

[756] 
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遠い空
近い空

空、空、空。

雲もなく
月もなく

そこには
何者もなく
空は空のまま
…染まっていく…




月は空にはなく月のままで

2008/04/27 (Sun)

[757] 近道。
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ざわめき

戸惑い

焦り

進んでいく


ゆっくりしようよ


息を抜いて


アナタらしく進めよう


方法ではなく


合わせなくていいから

やってみよう


急かされることなく

ひとつ ふたつ

始めてみようよ



ちゃんと出来ると思うよ

2008/04/27 (Sun)

[758] まやかしの恋
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好きとか
嫌いとか

いまいち解らないけど

好ましくなく
嫌いではなく

何かが足りなくて

いつも掴み損なうみたい


だから
捨ててしまえるのかも

足りないのはアナタでした


私はただ
アナタを待ってました
それが敗因です


…始まらないまま
終わりを迎えて…

2008/04/27 (Sun)

[759] 夢の墓
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夢は覚めなければならない

例えどんな終わり方でも

覚めなければならない

夢は覚めなければ

儚い現実で有り続けるから

夢に成るために

覚めなければならない




だから夢は儚いのだから

2008/04/27 (Sun)

[760] デジャビュ
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落ちていく

溢れて

溶けて

説けていく

ひとつ またひとつ

沢山が沢山 欠けていく


これはいつ観た…
…夢だっただろう?




…いつも終りの後に
気が付く夢の始まり…

2008/04/27 (Sun)
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