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夕空の部屋  〜 投稿順表示 〜


[851] 月落
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月は

パラバラ

溢れ
そして散って
溢れ出している

今、そこにある月も
…バラバラのままで…

2009/04/06 (Mon)

[852] 虚月
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月が
パラパラと
転がり落ちて
水月に成り
…それでも…
パラパラと
溢れ落ちるので

月は空で輝くのです
水面へと沈むのです

虚空に浮かんだままで

2009/04/06 (Mon)

[853] 世月
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水の月
天より青き
月の夜

水面より
月より高き
水の月

月よりも
水面より遠き
水面月

この世とは
どこか似ている
この水面

水月よ
この世ばかりと
なく月を
『何処か褪めてる水面の角で』

2009/04/06 (Mon)

[854] 浸き
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水面は揺れる…
…揺れるものだ

月は空にある…
…ここにはないものだ

水面の月は
ここにある
たまに訪れて
そっと
流れゆくものだ


なくさないで
そして
祈らないで



『沈んでいくから』

2009/04/06 (Mon)

[855] 
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月の色

月と色

月も色

月が色

月で色



そんな月色

2009/04/06 (Mon)

[856] 月魚
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ぽつり

ぽとり

落ちていく


水面の底に溜まっていく


眠っている

眠っていて
ずっと
待っている

『…銀色になる日を…』

2009/04/06 (Mon)

[857] 
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歩く道は決まっていて

歩く日々は違っていて


歩かない道も
歩かない日々も
…どこにもなくて…

いつか歩く日が来る



時々、気が付くよ


違う日々も
違う道も

誰かではない
私が
歩くんだってね

2009/04/06 (Mon)

[858] 大切
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どこに
なにを
向けていても
そこだけは忘れないで


それで
大切にし過ぎないで
ください


そしたらきっと
アナタでいられるから




…なくさないでください…

2009/04/06 (Mon)

[859] なるもの
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全て
そこにある
誰か


私であって私ではなく
他の何モノの中にもある

同じ様に
そこに語り掛ける

耳を清まして
声を言葉にして

他者ではなく
私でもない何かに



全てであり、そこにある誰かに

2009/04/06 (Mon)

[860] 
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1つの花が
散る時
一枚の花弁が
波紋を発てる
…そっと静かに…

1つの花は
それで
散ったと
知る
…知る事になる…

始まり

終わりより

『ずっと』
…判り易いから…

2009/04/06 (Mon)
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