詩人:夕空 | [投票][編集] |
書いた為に
書かれなかった空白
その空白に書かれてる
空白を読む
空白が作る
形とは
象であって
空白で
だから
作品を観る時は
目を凝らし過ぎない様に
過ぎ去った今を作ろう
空にある
1つの雲で
隠されてしまわぬように
詩人:夕空 | [投票][編集] |
体が1つとは限らない
心が二つとは思えない
記憶と記録
そのどちらもが
解り得ない
記憶は観てる
記録は見えていた
…でも…
だからこそ
ここには何もない
記憶は心
記録は体
器無き魂は
うたかたの夢
儚いのではなく
果てしなく棄却された
…当たり前な日常…
光と物質を行き交う方舟
詩人:夕空 | [投票][編集] |
くるくる回る
くるくる拡がり
くるくる溢れて
気がつくと
一人
くるくる廻って
やがて
還っていく
自分へと、君へと
廻っていく
時間と共に
換わっていく
…その場だけを遺して…
中心は
回っている
一人独り廻っていく
場所も代わっていく
何も残らない
染み着いた面のも
いずれは融けて1つになる
この場所も
1つになる、沈んでいく
その底に
空だけが息をしている
…全てに問い遺されて…
中心の真ん中は
ぶれていて
歩く
何者もも無視して
その度に見失い
その度に忘れて
その度に繋がっていく
目を覚ますと
空
一面の空
逃れられない
…この虚空からは…