詩人:夕空 | [投票][編集] |
夢から覚めて
夢が続いていく
どうしてかなって?
どこか遠くを
もっと近くを
見ている
…さ迷ってる…
夢のような夢を見ている
ずっと
ここがどこだか解らないんだ
水面に映る
あの夢のように
月のように
浮かぶ水月
その波に
漂うように
佇むように
終わりない始まりを
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なにが見えるのかな
空かな
君かな
それとも私かな
どこに見えるのかな
そこは何処かな
その水溜まりに
あなたは何を見出だす
水溜まりは
また
海へ還る
雲へ還る
川に還る
雨に還る
そこで何を導くのか
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立ち止まっては
立ち止まって
行く先ばかり
行く宛ばかりに
さ迷って
忘れていく
ここがどこで
ここが誰で
ここに何があるか
足元さえもかすれて
ふっと息を吐く
そっと
触れるように
立ち止まって
蜜を吸う
蝶々みたいだよね
ちょっと可笑しいね
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今日も一人
詩を読む
いつも同じ詩を読む
同じ調子で
同じ様に
いつでも一人で詩を読む
語り掛けるよう
詩を詩で詩に問う
ここの誰かに詩で問う
様々に応え
様々に詩う
同じ問いに同じ詩で
同じ調子で
同じ様に
今日も一人詩を唱う
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あなたはわたしです
あなたのわたしではなく
わたしのあなたです
わたしは
わたしではなく
あなたです
わたしは
あなたに告げます
わたしは
あなたをみつけます
わたしは
あなたが
わたしであることに
わたしです
あなたはあなたに
わたしはわたしに
あなたのあなたに
あなたのわたしに
わたしのあなたに
あなたは
どこにいますか?
わたしはここにいます
あなたを待ってます
あなたに待ってます
わたしに告げる
その日まで
ここで待っています
立ち止まって待っています
いつの日にか…と
空を見上げていましょう
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どこまでも
始まりから
終わりまで
完結している
どこまでも
どこからも
向かっても
足を止めても
行き止まり
どこまでも
どれでも
流れてく
その音さえも
止まっている
ここという
始まりは終わり
終わりはどこまでも
ただ眺めては
ただ思っていて
願う
その祈りに
叶うはずもなく
虚ろなままにゆれる
この水面に
息をひそめて