詩人:夕空 | [投票][編集] |
ここが
何処か
解ったら
ここには
いられなくなる
ここが
ここだと
解ったら
ここが
何処だか
見渡してしまう
ここが
何処だと
見渡したら
ここから
何処かに
向かってしまう
ここが
ここだと
解るなら
何処へでもいける
無理をしなくても
このまま
ここに居られる
貴方がそう望むなら
ここが
底だと
解ったら
見上げてみて
そこには
空があるでしょう
貴方は
何処に
いるんでしょうか?
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月が
水面に
染み込ませて
水面に
月を
沈めて
そっと
息を留めて
染み渡る様に
ずっと
無くさない様に
空を
見渡しても
瞬かせていて
何処にもいかないよ
見つけて
見続けていられる
私はここにいるから
もっとずっと前から
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その問いに
問いかけて
どんどん
どんどん
拡がって
どんどん
どんどん
消えていく
どんどん
どんどん
曖昧に
どんどん
どんどん
堕ちていく
そこには
君が居て
僕が居る
一緒に
見上げてみよう
そこには
空があり
雲があり
ときには雨
夜の月が
照らし出す
その波紋に
語り掛けてみて
こことは何処で
君とは誰で
そして何処に行くのか
歩いていこう
手をその手に
この道をその瞳に
何が映し出され
何を思うのか
その波に脅えないで
私はここに
すぐそこに
あなたといます
そのことを忘れないで