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夕空の部屋


[866] 虚無。有無。
詩人:夕空 [投票][編集]


くるくる回る
くるくる拡がり
くるくる溢れて


気がつくと
一人
くるくる廻って
やがて
還っていく
自分へと、君へと


廻っていく
時間と共に
換わっていく
…その場だけを遺して…


中心は
回っている
一人独り廻っていく
場所も代わっていく
何も残らない
染み着いた面のも
いずれは融けて1つになる


この場所も
1つになる、沈んでいく
その底に
空だけが息をしている
…全てに問い遺されて…


中心の真ん中は
ぶれていて
歩く
何者もも無視して
その度に見失い
その度に忘れて
その度に繋がっていく


目を覚ますと

一面の空
逃れられない
…この虚空からは…

2009/04/25 (Sat)

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