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千波 一也の部屋


[1018] 輪唱
詩人:千波 一也 [投票][編集]


もうすぐ

あなたの朝ですよ

って

きみが

あんまり

ふしだらだから

ぼくは

しばらく

夜を歌いたくなる


どちらにも

責任がないという有り様は

見ようによっては天国で

見ようによっては

地獄です


だから

言葉はここにいて

間違えることと

間違えてはいないこととを

くり返し

くり返し

ぼくらに

明滅してみせる


しかも

それほど遠くは

ないような

浪漫を

まね






2010/05/10 (Mon)

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