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千波 一也の部屋


[1050] 水の枝
詩人:千波 一也 [投票][編集]


たわむれが

咲いて、

さい




羽のかたちで

だまりこくって


子どもはそれを

真似して

つづく




 いのり、だね


 放つかたちの

 閉じない

 ひなた

 は


 ときどき鋭くて

 意地悪だけど




うそと

ほんとは

透明だから


だれのそらにも

染まりやすい


からっぽなのに

満ちすぎて、

しまう


かぜに住まう鳥だけが

そんなかじつを

知っている



2011/08/18 (Thu)

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