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千波 一也の部屋


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詩人:千波 一也 [投票][編集]



夜は

かしこい生きものですから

ご注意を


いのちの歴史の

夜の多さが

無数の声を

放つのです



 係のものはございません

 ご注意を


 揃った時計もございません

 ご注意を


 ただし

 問い続けることが

 いのちでございますので

 それだけは

 お忘れに

 なりませぬよう



友の定義は自由です

愛の定義も

夢の定義も

自由です


それゆえどなたも

お連れさまには

ご注意を


夜は

かしこく

待っているのです



2011/08/20 (Sat)

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