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千波 一也の部屋


[1162] 即位
詩人:千波 一也 [投票][編集]


王冠は

かぜのなる楽器

ひかり

まばゆい宝石は

言葉のむこう、

時間の

思惑


暗君をわらう重鎮たちは

きれいなよるの鋭角に座して

姿をもたぬ姿を

悦ぶ


進言は

砂上のきわみの

まぼろしの





装束、奏上

庭園、奏上

隷属、奏上



刀剣は

まつりのあとの鏡文字


ひとり

うたがう栄光は

孤独のむこう、

凍てつく

透度で

護られて










2012/08/31 (Fri)

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