高層窓には飼い馴らされたセレモニー夜毎あどけない肯定が滑らかになる背筋はかたいまま柔らかな囲いは重たくなって屋上からの月はなお遠い一度、フェンス越しに口付けておくべきだった信用ならない約束を交わすべきだったルビー、と発する唇のぎこちなさそこに研がれそこねた海がある
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