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千波 一也の部屋


[1222] 精悍
詩人:千波 一也 [投票][編集]


希望という名の紙切れよ
希望という名の瞳に渡れ

誰かは無謀と云うだろう
或いは幼稚と嗤うだろう

希望という名の未熟さよ
立ち止まるがいい
思う存分に

希望という名の愚かさよ
立ち戻るがいい
思う存分に

あちらこちらへ身を捩らせて
あちらこちらへ心を捩らせて
見るに堪えない紙切れとなっても
そこに埋もれた希望のことを
お前は決して見限るな

希望という名の紙切れは
希望の瞳に留まるだろう

絶望という名の声ならば
絶望の耳元に届くだろう




2014/02/14 (Fri)

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