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千波 一也の部屋


[1320] 処方箋
詩人:千波 一也 [投票][編集]





弱々しい泣き声を自粛して
見上げる空に満ちるのは
サファイアの海

誰のものとも分かちがたい記憶の潮に
わたしは鼓動をそっと浮かべる

きれいな言葉も醜い言葉も
燃やしてしまえ、落日よ

思うほどには
わたしはわたしを拒絶しないから
自制の瞳はクリスタル





2015/09/21 (Mon)

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