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千波 一也の部屋


[620] 和らいだ風に宛てて
詩人:千波 一也 [投票][編集]


あの日 は もっと

懸命過ぎていた ような

だから

とっても よく覚えているわ

風を




気のせいかしら

いつの間 に

気のせいかしら

和らいだここち ね




どちらも好き よ

あの日も

今も



はざまにたゆたうのが 風なんだもの

私なんかのちから では

私を 選べるはずもないのよ




ごきげんよう

おわかりくださるかしら



ごきげんよう

また 立ち寄るわ




2006/09/09 (Sat)

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